スマホ使用時間と学力低下の関係

2019/05/17

「スマホ使用時間と学力低下の関係」
 

 
スマートフォンの普及により、誰でも気軽にインターネットや便利なアプリを使用したり、ラインやツイッターなどのSNSを使用したりすることが多くなりました。さらには無料のゲームで遊べたり、動画視聴や音楽を聴いたりと、娯楽要素が格段に増えてきたため、スマホをいじりだしたら辞められず、他のやるべきことに注意が向かなくなっている人も多いと思います。特に、スマホの使用時間が長すぎる人ほど学力が低下しやすいという話を、聞かされた経験があると思いますが、果たしてこれは本当なのでしょうか?
 
実は、「学力低下」の原因は、「スマホ使用時間が長いため勉強時間が少ないから」という、単純な理由ではないようです。「家できちんと勉強している生徒でもスマホ使用時間が長ければ、スマホを使わないでまったく勉強しない生徒よりも成績が下がっている」という衝撃的なデータがあります。どうやら、長時間のスマホ使用により、脳や心の働きに混乱が生じて集中力や思考力が落ち、勉強したことを忘れやすくなるそうです。
 
具体的には、脳の前頭前野と呼ばれる、記憶や言語をつかさどる部分の血流量が下がり、記憶力や想像力が乏しくなり、さらには感情のコントロールなどにも支障をきたします。目から入った情報を条件反射的に捉えているだけで、肝心の思考が停止してしまっている状態となり、長引くと認知症患者のような症状が出始めるなど、様々な脳の発達障害を引き起こします。また、夜寝る前に使用すると、脳が液晶画面を太陽光と勘違いし、まだ昼間だと錯覚して寝つきが悪くなり、寝不足の原因にもなるそうです。
 
したがって、スマホの使用ルールを各自で決めておかなければなりません。1日の使用時間は1時間以内にする」・「使うのは調べ物がある時や、勉強が終わった後だけにする」など、必要な時だけ使用するように制限をかけることです。長時間(12時間以上)使用すると、脳の前頭前野がマヒした状態となり、ゲームやテレビを長時間視聴した後の脳と同じような状態になるようです。ある意味、大人のギャンブル依存よりも深刻です。目的に応じて賢く使いましょう。
 

PAGE TOP